SHEEPING TIME

いろいろやってみたり紹介したりする雑記帳

低用量ピル(ヤーズ)を服用しはじめた話

 

生理痛がしんどい。

 

という悩みを抱えている女性はたぶんたくさん居ると思います。 

私もそのひとりで、昔はそんなに酷くなかったのに年々悪化して、特に冬が辛く、ひどいときには家で毛布にくるまってうずくまり、もうそれ以上何もできない状態になることもありました。

鎮痛薬を飲むとどうにかこうにか活動できるときもあるんですが…

(ちなみに私はエルペインという薬が自分に一番合いました)

 

産婦人科

 

で、低容量ピル(ヤーズ)です。

ツイッターである方が低容量ピルで楽になったよー(とりあえず産婦人科に相談すると良いよー)と発信されているのを見たことがきっかけでした。

 

低容量ピル。存在は知っていたものの、なんとなく抵抗感があり、お金もかかるし、ピル飲むほどの症状かなー??と躊躇っていました。

でも年々症状は悪化する。

この腰の鈍痛をどうしてくれようか。。

そんなに症状が緩和されるなら、とりあえず産婦人科に行くだけ行ってみよう。

 

と、そんな感じで自宅付近の産婦人科で評価高めかつ、HP等でピルの処方に前向きな感じのところに行ってきました。

(実際に行ったのは数ヶ月前のことで、本格的に冬を迎える前です。それから定期的に通っています。)

 

最初に診察してくださったのは女医さんで、つぎがおじいちゃん先生、つぎが若めの男性医師だったんですが、どの方もいい先生で安心しました。

ちなみに、私は最初からピルを処方してもらう気で行ってしまっていたので、診察前の問診票で「低用量ピルの処方(避妊の為)」に丸をしていて、それだけ(避妊)の為と勘違いされてしまったので、項目があればちゃんと「生理痛が酷い」というような項目も丸しておいた方が良いです。

生理痛緩和の為のピル処方なら保険の対象にもなります。

 

低容量ピル(ヤーズ)はこんな感じ

 

低用量ピルにもいろいろな種類があるみたいなんですが、私が処方されたのはヤーズ配合錠でした。

 

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開くとこんな感じになります。

 

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1シート28錠で毎日飲みます。

飲み初めの曜日に合わせてカレンダーシールを薬の上のところにはって使用します。

(土曜日に飲みはじめたなら、土曜始まりのシールを貼る)

4つだけある白い薬は偽薬とかプラセボ錠と呼ばれる効果がない薬で、「毎日飲む」という習慣を続ける為のものです。

ちなみに私の場合は白い薬の3つ目くらいから生理がはじまるかなーという感じです。

 

飲み忘れ防止の為、私はスマホのアラームで「おくすりタイム」を設定して、鳴ったら飲むようにしています。

 

効果について

 

すごい!

痛くない!!

うずくまらなくて大丈夫!!!

 

効果に個人差はあると思うんですが、私の場合とてもラクになりました。

飲む前は生理が来る前から鈍い痛みがはじまって「あーそろそろ来るなー」、生理がはじまったら「ああーううーーうえっ、やだむりむり」って感じだったんですが、飲みはじめてからは全然ありません。

冬に出社とか用事とかで外出せざるをえなくて外出すると、身体が冷えて症状が悪化し気が遠のくこともあったんですが、今はそれを気にせず外出できます。

 

生理前のどうしようもないイライラも減ったなーという印象です。

私は生理前から整理中にかけてお腹が緩くなる体質なんですが、それに関してはちょっとマシになったかな、くらいです。 

費用としては1シート(1ヶ月)2000〜2500円くらいで、あとは初診料や処方料等がかかります。

 

持ち運び用ケース

 

もともとの見た目のまま持ち歩くのは嫌だったので、私は持ち運びケースを作りました。 

 

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作ると言っても、100円ショップでアルミの名刺ケースを買ってきて、ネイル用のシールを貼っただけです。

でも、もともとの見た目より人目を気にしなくてよい!

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3つ折りをハサミで切って分解、ケースに入るように周囲を切って小さくし、必要な部分だけ入れています。

 

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子宮内膜症と子宮頸癌検診

 

蛇足になりますが、生理痛がひどいということで、子宮内膜症と子宮頸癌の検診もしてもらいました。

結果、何も問題なくて一安心でした。

 

どちらも膣に器具を入れられるので、これから受けようという方はそれだけ覚悟して行ってください。

別に痛いわけではないです。

 

子宮内膜症の検査では、先の丸い細い器具を入れられて、超音波で中を確認します。

私が行った病院では、その映像を患者にも見せてくれたのですが、真っ暗なホースを覗き込んでる感じでした。

先生が説明してくれるけど何もわからん。

とりあえず「ほー? へーー?」とか呟いてました。

子宮頸癌の検査では、中を広げられてガリっと細胞を取られて止血処理されます。

おじいちゃん先生による作業でしたが、別にイヤらしさはありませんでした。

 

注意事項

 

血栓症のリスクが上がるとかで、ヘビースモーカーや一定以上の年齢の人は服用できない場合もあるようです。

服用を初めてから手足のしびれを感じることがあったらすぐに病院に来るように、というような注意も受けました。

体質的に処方できないケースもあるとか。

とにかくこのあたりは、お医者さんに相談して、話をよく聞くのが良いと思います。

 

妊娠を望むとき

 

低容量ピルの服用をやめれば、すぐにまた妊娠できる状態に戻るそうです。

ただ、妊娠の為にピルの服用をやめて地獄の苦しみが戻ってきた、と話されている方をツイッター等でお見かけしたことがあるので、やめると大変そうです。

低容量ピルくらい生理痛を緩和できて、かつ妊娠も可能な薬が開発されたらよいのになー。

たぶん、私の場合はエルペインみたいな市販薬に戻ると思います。

 

アフターピルについて 

 

これは生理痛とは関係ない話ですが、ピルには低容量があれば中容量もあります。

アフターピルについては知っておいた方が良いかと思います。

アフターピルは大容量?なのかな?)

性行為からなるべく早く、72時間以内に飲めば高い確立で妊娠を防げる薬です。

存在は知っている方も、具体的に住んでいる地域のどの病院で処方してもらえるか、開院日や受付時間も分かっていると安心だと思います。

 

いざ何か起きたときに、処方してもらえるアテがないと困ります。

被害に遭わないのが一番良いですが性犯罪にあったとき、そうでなくともパートナーとの行為で避妊具が外れてしまっていた(破れてしまった)等のトラブルが起きることもありますので。

 

生理痛のないハッピーライフ、超快適です。

 

ちょっと追記(3/16) 

 

副作用について。

私はたぶん副作用が少なかった方だと思うんですが、一時期、弱めの吐き気がありました。低用量ピルが原因なのかも定かではない程度だったのですが、しばらく続いたので少ししんどかったです。

あと胸が大きくなるは本当でした。服用開始から3ヶ月後くらいたって、副作用が落ち着いてくると元に戻りましたが。

 

周囲の反応について。

あまり周りの人には話していません。

親に関して言えば、話せば理解してもらえるかも知れないけど、わざわざ話すほどでもないかなーと言う程度です。もう独立して一人暮らししているので、金銭的な負担も自分自身ですし、保険の関係で親に通知が〜みたいなこともない。なにか機会があれば話してみるのも良いかも知れませんが、やぶ蛇になる可能性もあるので、やっぱり話さないかも知れないです。

友人知人に関しては、わりと今までそういう話してこなかったなーという感じです。でも密かにみんな悩んでるのかも知れません。もし「生理痛が辛くて……」という話をされたら低用量ピル、というかまず産婦人科の受診を全力で勧めますが、自分から話すことはないかなと思います。

パートナーには話しました。彼は最初の認識では「ピルは避妊薬」と思っていたみたいですが、生理痛緩和の為に服用するのだと話したらかなり理解してもらえました。もともと、私が生理痛で苦しんでる時に労ってくれたり、動けなくい上に薬を切らしてた時にドラッグストアで薬を買ってきてくれたり……という人でしたので、きっと分かってくれるだろう、と安心して話すことができました。

 

乳がんについて。

次のシートをもらいに産婦人科にかかったのですが、まめに乳がんチェックをしてね、とアドバイスをもらいました。乳がんがある人が低用量ピルを服用すると7割は悪化するそうです。残り3割はラッキーなのではなく、性格の悪い乳がんだとか。。「乳がん セルフチェック」で検索するといろいろ情報をゲットできるので、とりあえずこれだけでも試してみようと思います。ちなみに乳がんの6割くらいは自己診断で気付くとか。月1くらいでチェックして、変化がないか確認することが重要みたいです。